葛。マメ科クズ属。学名 Pueraria lobata。ツル性多年草で日本に広く分布。長芋状の根から良質のデンプンである葛粉を取り、漢方薬の葛根湯や葛切り、クズ湯をはじめ日本料理に広く使われる。茎を編んで籠などに用いる。
繁殖力旺盛で、低木を広く覆い尽くし、日照をさえぎる。海外では侵略的外来種ワースト100とされ問題に。一方、樹林の周辺域に生えるクズは風を遮り、樹林を守る役割を果たしている。
クズの花
花期は8〜9月頃。花穂は下から上に順に咲き、良い香りがする。咲き終わると枝豆に似た実(莢果)をつける。