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愛宕山の植物 - 夏〜初秋の散策

ツルボ

ツルボ.JPG

蔓穂。キジカクシ科ツルボ属。学名 Barnardia japonica別名スルボ、ズイベラ、スミラ、スビラ、スミナ、サンダイガサ(花穂の形状が公家が参内時にさす参内傘を閉じた形に似ているので)など数多い。北海道南西部~九州、琉球列島に分布し、海外では朝鮮、中国本土と台湾、ウスリーに分布する。日当たりが良い路傍、荒れ地、土手、畑の縁などに生える。ツルボ属は世界に100種近くあるが、日本ではこの1種のみ。
5~10枚の春葉が出て夏にいったん枯れ、その後2~3枚の秋葉を出す。花期は8~9月。秋葉の間から細長い花茎を伸ばし、総状花序をその先端につける。花は下から順に咲き、開花が進むにつれて花茎が伸び、高さ20~50センチになる。球根をはじめ全草に有毒成分プロトアネモニンを含み、誤食すると嘔吐、下痢、腹痛を引き起こす。

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