榎。アサ科エノキ属の落葉高木。学名Celtis sinensis。建築用材、家具材などに用いられる。一里塚に植えられた木。御神木として、多くの神社に植えられている。
画像は愛宕神社の直ぐ下の道路脇にある保存樹。
エノキの葉。秋に葉の根元に5ミリほどの緑色の丸い実をつける。実は熟すと橙褐色になり、食べられる。
エノキはゴマダラチョウ幼虫の食樹。幼虫は根元の枯葉の下で冬を過ごし、春になると幹を登って、若葉を食する。オオムラサキの幼虫の植樹でもあり、その生態もゴマダラチョウに良く似ている。その他にもタマムシなど、食樹とする虫が多い。