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愛宕の森と緑を守る会
愛宕山の植物 - 樹木編
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カラタチ
枳殻。ミカン科カラタチ属の落葉低木。学名 Poncirus trifoliata。樹高は 2~4 m。原産地は長江上流域で、8世紀頃には日本に伝わっていた渡来植物。別名、キコク。「唐橘(からたちばな)」が名前の由来に。鋭く丈夫な棘があるので、生け垣や畑の周りに植えられていたが、現在はあまり見かけない。病害虫に強いため、柑橘類の台木として利用される。愛宕神社の境内、本殿脇に植えられている。
カラタチの花。花期は4~5月。花、実、共に芳香がある。北原白秋作詞の唱歌「からたちの花」を始め、唄の題材にされることが多い。
カラタチの実。直径3~5㎝の球形で10~11月に黄色く色付く。熟すと鮮やかな黄色に(白秋の唄では「金の色」)。果実種に用いる。未熟果は健胃薬に用いられ、発ガン抑制作用や抗炎症作用があるとされる。
おみくじを付けられて真っ白に。
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